福永騎手の騎乗フォームの考察。

「グッと!スポーツ」(NHK総合)にJRA所属の福永祐一騎手が出演。

10月16日に放送された「グッと!スポーツ」(NHK総合)にJRA所属の福永祐一騎手がゲスト出演しました。
そこで、以前から気になっていた福永騎手の騎乗スタイルについて、考えてみたいと思います。

福永夫婦 出典:東京スポーツ

これまでの私の経験でいいますと、福永騎手の騎乗スタイルは、武豊騎手と比べてもバランスが悪いように見受けられていました。
なぜなら、スタート直後に手綱を絞っているタイミングでは、かなり後傾の姿勢になり、馬に相当の負担がかかっているように見えます。
また、直線で追い出したところでは、体のブレが大きく、馬が走りにくいのではと思える感じでした。

それに比べ、武豊騎手の手綱の絞り方は、本当に自然な感じで、馬と喧嘩するのではなく、しっかりと会話しているように見えます。
そして、追い出すと体の中心は動かさず、手と足だけで追っているので、馬も走りやすそうでした。
まさにソフトに馬に乗っている様子から天才だなと感じさせます。

今回、この「グッと!スポーツ」で明らかになったのは、
以前、福永騎手は、尊敬する武豊騎手の騎乗フォームの真似をしようと努力していたが、数年前に武豊騎手に追いつき、追い越すためには、真似をするのではなく、自分の騎乗スタイルを見つけなくてはならないと気づいたようで、
騎乗を研究する専門家と共に、新たな欧米スタイルの騎乗スタイルを身につけたようです。
それは前に重心をかけ、上下運動をすることで推進力を生み出す騎乗スタイルでした。
確かに、それで福永騎手の体が上下することも納得ができました。

また、それだけ動くことで、落馬のリスクも高くなったのだと頷けます。
これによって、ワグネリアンで念願のダービーを制することができ、憧れのダービージョッキーになれたので、この選択は正解だったのではないでしょうか。
しかし、落馬によって騎手人生を棒に降るようなことは避けて欲しいので、より熟成させていって欲しいですね。

ただ、SNSでも話題になっているように、大事なところで前が詰まってしまって、追い出せないことが多くありますので、そこは、騎乗のセンスだと思いますので、改善して欲しいですね。

これからの福永騎手のレースに注目していきましょう。

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