昨夜のNHK「ノーナレ」を見られた競馬ファンも多かったでしょうね。
競馬予想で、生計をたてる予想士のお話は、面白かったですね。
自分のことを見ているようで、興味深かったです。
20代から競馬予想にのめり込んで、プロの予想士になった大井競馬場公認の予想士の吉冨隆安さんのお話でしたが、
面白かったのは、吉冨さんのその予想理論です。
全てのレースを見直し、それぞれの馬が、どのようなコース不利を何秒受けたかを割り出し、馬の本来の力を見抜き、次走の予想に活かすというもの。
確かにレースでは、一頭分外を走れば、数十メートルの無駄な距離を走ることになります。
その不利がなければ、勝てるという理論なのです。
そのため、全レースを詳細にチェックしなくてはならず、膨大な時間が必要になることも事実です。
これは、大変ですね。
確かに、競馬は公正なものではありません。
当然、どこかに有利や不利がでてしまうものです。
そこが勝負ですから、いつ何時起こるかもしれないので、そこまで予想することは、できないでしょう。
ですから、それもやはり想像でしかないように思えました。
また、対局としてAI予想も紹介されていましたね。
こちらも確かに囲碁や将棋、チェスなど、何万という局面を解析することで、勝利の方程式を導きだせるのでしょうが、
競馬は、あくまで生き物の勝負なので、解析だけでは的中率をあげることはできても回収率をあげることは難しいでしょう。
まあ、それだけ難しいのが競馬なのでしょう。
なので、チャレンジしがいがあるのです。
私が開発した『Winning Navigator(ウイなび)』も、どちらかというとAI予想に近いものがありますが、
いくら多くのデータを分析しても、正解を導き出すことはできないという新しい視点から構築したシステムですので、少しお二人とは馬券に取り組むスタンスが違うのかもしれませんね。
ただ、言えるのは、正解は無いということです。
どんな買い方もできるのが、競馬の競馬たる魅力なのです。
しかし、人生をかけて予想をするところに共感をしました。
私もこれから熱く競馬に取り組んで行こうと思います。
さあ、ウイなびの改良を頑張ります。
NHKノーナレ「“勝利”を売る男」
大井競馬場公認の予想士として40年以上のキャリアを誇り、雨の日も雪の日も現場に立ち続ける現場一筋の予想士、吉冨隆安。“超現場派”の吉冨隆安に立ち向かうは、進化する競馬AIを駆使して予想を提供するAI技術者の貫井駿。対極的な両者の予想の違いとは。プロの予想士たちにとって、競馬予想とはなにか。競馬ファン必見の番組をどうぞお見逃しなく。
■放送日時:2018年12月17日(月)22時45分~
■チャンネル:NHK総合
■出演:吉冨隆安(ゲートイン主宰)
貫井駿(的中型人工知能、回収型人工知能の技術者)
■番組HP:ノーナレ(外部サイトへ移動します)