現地時間の6月30日、スウェーデンのブローパーク競馬場で行なわれたウィメンジョッキーズワールドカップ2019において 日本が誇る女性ジョッキーの藤田菜七子騎手が、総合優勝。

やりました!!

日本競馬のレベルの高さを藤田菜七子騎手が証明してくれましたね。

現地時間の6月30日、スウェーデンのブローパーク競馬場で行なわれたウィメンジョッキーズワールドカップ2019において 日本が誇る女性ジョッキーの藤田菜七子騎手が総合優勝しました。

このウィメンジョッキーズワールドカップ2019は、地元スウェーデンにイギリスやフランス、ドイツ、ブラジルなどから 10人の女性ジョッキーを招待。

5レースに騎乗し、着順に応じたポイントの合計を争うものです。

今回、日本代表として藤田菜七子騎手が招待されていました。

これまでも藤田菜七子騎手は、さまざまな海外レースに招待されていましたが、なかなか目立った勝利をあげることはできませんでした。

結果、ここまでの藤田菜七子騎手の海外遠征の成績は、8戦未勝利ということでした。 なので、今回招待されたウィメンジョッキーズワールドカップに力が入っていたのは仕方ありません。

まずは、1勝と思っていたに違いありません。

イギリスの女性トップジョッキーのヘイリー・ターナー騎手は、残念ながら参加できなくなったものの ブラジルのJ・アルベス、フランスのA・マサンなど、有名な女性騎手がそろっているだけに、その中で1勝でもできればという感じだったでしょう。

「日本を代表するといったら大きいですけど、負けないつもりで頑張ります」と語っていた藤田菜七子騎手ですが、 なんと2レース目で海外初勝利をゲットしたのです。

その歴史的なレースは、芝1400メートル。

フランシスクスという競走馬に騎乗した藤田菜七子騎手でしたが、スタートで後手を踏んでしまいます。 後方からのレースとなり、かなり難しいレースになってしまいました。

最終コーナーまで後方で待機すると、直線の勝負どころでで外へ。

ここで、藤田菜七子騎手は、「これならいけるかも！」と思ったようです。

しっかり2頭をかわし、フランシスクスを勝利に導きました。

「凄く嬉しかったです。また（日本とは）何か違う嬉しさを感じました」

そして、運命を分けることとなった最終レース。

芝2100メートル。

チルターンズに騎乗することとなった藤田菜七子騎手。

レースでは、チルターンズが絶好のスタートを切り先頭に立ちますが、その後、競りかけて来る1頭を先に行かせ2番手に控えました。

ここは、冷静な判断ですんね。

直線を向いてからも余力は充分で、直線半ばで逃げ馬をかわすと簡単に2勝目をあげることができました。

レース後、藤田菜七子騎手は、レースを振り返り、「日本での経験を生かせた」 「凄く嬉しいです。日本で沢山乗せていただけて、そういった経験を生かせたと思います。師匠の根本（康広）調教師を始めとした関係者の皆さんのおかげです」 とコメント。

いやーっ、本当に成長されましたね。

あとは、帰国して、G1制覇に頑張ってほしいところです。 　

 

「レジまぐ競馬通信　295号」で、「ウイなび ブログ」が紹介されました。

https://winnavi.hatenablog.com/